Tsukemenpapaのブログ

アラフォー別居婚男性の頭の中

ツケメン放浪記

忙しくなると、頭を使うと、テンションが上がって陽気になるようです。バテて去年の後半の様にならないよう、ブレーキをかけます。よく外来で、高次脳機能障害の方々に脳が疲れるのは感じにくいから、やりすぎる前にブレーキをかけましょうと言っていることは合っています。時にはアクセルを踏み続ける必要もあるでしょうが、ブレーキは大事です。

去年の前半は異変を感じましたが、大事件になる前に理性で戻ったと感じます。異変を感じたことは、体調以外にもありました。隔離生活から帰ってきた自宅のこと。

家の壁が厚くなって、防音仕様になった、玄関の鍵のテープ、剥がしたはずの緑のテープがまた着いていた

4年も前の外勤先に置きっぱなしにしていたハズの資料が自宅に置いてある

医局の先輩の勉強ノートが自宅に置いてある

恩師から借りたままの発生学の教科書、栞がはさんであるページがミクログリアの発生だった

と何だか不思議な事が続けて起きました。若しくはその時になって初めて気づいたことかもしれません。そこでもっと視野を広げて外の景色を眺め、咲いているツツジが、日光の当たり方で、同じ区画に咲いていても色味に差が出ることに気づきました。ざっと数えて4倍の差があれば、有意差かも、なんて免疫染色や統計のアイデアにしました。

視野は広くなりましたが、世界は狭まりました。教室には行かず、お見舞いの病院と、バイトと、寝当直。そして年末から多めに寝当直、正月明けからだんだん寝つきが悪くなって、微熱が出てPCR検査。結果を待つ間に不安で眠ろうと思い、青い丸っこい眠剤を沢山飲んで病院に運ばれました。その当時でさえ、どの病院に運ぶか数時間かかったようですから、今は恐ろしくて不安な時は不安なまま禁酒して過ごすのが一番と思います。助けてくださり感謝します。

今年の2月から研究を再開しました。教室に行った際に青白い顔で、それまでの事を少し話したらハリウッド俳優のようなことをやったな、紅茶にしときなさいと高そうなティーバックをいただきました。

ちょこっとずつパンチを積み重ねて少し形になりましたが、どうなるでしょうか。娘の思春期とお袋の腫瘍再発と自分の遅い拗らせた思春期が背景にある、青臭い文章です。

とここまで書いていて、新型コロナ流行前も、自分の世界は大して広くないかなと思いました。浜の南で引きこもり生活17年。視野が広まったことで、世界も広げたい気持ちがあります。ただ、感染対策はこの数年大事です。世代ごとにポイントは違うけれども、適切なルールがあった上で、ルールよりもマナー。と思います。ルールよりもマナー、これは私の学年の皆が聞き飽きている英語の師の言葉。自分はエビデンスを積み上げるための餌ですが、こういう真理を生み出したいです。失敗から学ばない、何も備えない日本でも、これからやれば間に合う。

もう少し頑張れば餌になれそうです。

明日は市長選。期待を込めたい人はいるけど、票は割れて再選挙でしょう。