おはようございます。
昨日は、平時であれば、外勤、しかも勉強をさせていただきながら労働対価を得る、というとてもありがたい水曜日。
ただ、緊急事態宣言発出中、いつから緩和するか、わからない。
そもそも、リハ診療は、3蜜の温床です。
障害者ユーザーの中には、ご自身で2足歩行移動できない、lower extremity motor dysfunctionを有する方が多く、外来受診時の状況も
日々の主介護者・副介護者の同伴:ヘルパー様であったり、担当ケアマネージャー様であったり、それこそ、大勢のご家族であったり。
大勢の方と一緒に外来ブースにやってきて、初めて受診が可能となります。
ですから、ソーシャルディスタンスを、大勢の方と適切に保つには、かなり、神経をすり減らします。その際に、感情的になって、接遇を誤ることは、人として許されません。これが、最初の1蜜です。
次に、診察自体は、挨拶:所属と名前を明らかに、選手宣誓をしてから、始めます。
私の場合は、要領が悪いので、ケースの複雑さによりますが、初診には
①最低15分を目安に、せめてAssessmenntをする
②15分の間に、必ず触診;障害部位のphysical statusを評価assessmenntする
③好きなお笑い芸人を聞く(嗜好を聞く、という意味です)
この3つを意識しています。ただ、アル中脱抑制だったので、
②、の無闇な触診時間が長く、同門会会長には、大学病院勤務時代には、しょっちゅう、それこそ手に湿疹がでて、下痢するくらい、口酸っぱくなるほど、怒られていました。昔のエントリーに書いたような気も、します。
要するに、医療現場の触診が、2蜜です。
ですから、おしゃべりテーション;問診のトーク力を磨いて、スナップ診断ができるようになる。
これが、我がリハ科学の到達目標でした。
私自身の、甘い評価だと、9割くらい到達目標をcompletedしたつもりでしたが、
指導の先生方:評価者の判断はどうだったでしょうか。
大事なことは、この到達目標を理解する、ということだと思います。
医学部の教育カリキュラムは、とても明確で、シラバス、と呼ばれる学習目標が毎年春に配られます。その中には、毎日「今日はここまでできるようになる」、という「めあて」が、基礎医学、臨床医学、各分野の講義&実習に対して細かく掲載されています。
ですから、私のような、子どもの体調に合わせて不登校になるような、メンタルというよりは家庭がぐちゃぐちゃ男でも、シラバスをみれば、「共依存の対象」である愛する本妻の、本で勉強しました。
分厚い医学書:おもに、Standardな病理学、ボート生化学上下巻、もっと難しい薬理学、解剖学の本はたくさんありまして、中枢神経系、日本医大の名誉教授の本、組織学、発生学の英語のやつ。遺伝学だけ、なくて、大学の講義を聴きましたが、当時の私には理解不能でした。今はもっと理解できませんが、東大からいらした若い先生がキレモノだ、ということはすぐに理解しました。
簡単な教科書;シンプルな生理学、Stepといわれる臨床各論の教科書というか受験参考書
家が、図書館のように本であふれていました。本当は、1LDKの物件を、1SLDK、書斎にして、勉強するときはちらっと、そこで本を眺めました。オムツ処理機もあったので、臭いし、シュレッダーもあったから危ないし、カオスなサービスルームでした。
教育における、講義に参加する蜜、これは自宅学習で解決できそうです。
私のように、金銭的依存が可能であれば、接触係数はかぎりなく0に近づけられます。
やはり、意識を高めれば、ソーシャルディスタンスは保てて、接触係数0
実行再生産数を、経済活動が再開できる下限にまで、減少できる可能性はあります。
ただ、今後は、コロナ感染者の手術予定・在宅復帰にむけた回復期リハビリテーションのplanも組んでいかないといけなくなります。
その際には、どうか医療崩壊を最小限に食い止めて、新型コロナウィルスと共存する社会の医療者としての、振る舞いが重要です。まったく根拠がないので、今まで生きていた経験、experience based な医療が試されています。新たなEBMです。笑。
1700字 ツケメンパパ 拝