Tsukemenpapaのブログ

アラフォー別居婚男性の頭の中

アコギな話

 40過ぎたおっさんになって、夢中になっているのはギターとバドミントン。世間では、中二病厨二病なんてスラングもあるけれど、自分は中2なんだと思う。当時から今も変わらず、あだち充の漫画や少年ジャンプの漫画を読んでいます。

 今日は、漫画の話や、漫画を読んで悪の天才科学者の道を進んでいる、という自分語りをしたいのではなくて、エレキギターの話。の中でも自分語りが多め。

15になる頃の正月、お茶の水にある楽器屋を一通り巡って、結局決め手がないまま買った銀色のフェルナンデス。エレキギター。バンドを始めた同級生がとにかくカッコよく見えて、楽しそうで、始めるならエレキかな。という単純なモチベーション。

ただ、思っていたよりも楽器自体がが重くて、弾くのがしんどくて、さらに初心者セットについていたちっちゃいミニアンプの音がひどくてひどくて。CDで聴こえるような音が全然出せない。音はプツンプツンと途切れる。ああ、ストレス。アコギを弾いてる方が楽しいかな、と思っていたら組もうとしていたバンドの話がなくなって、違うバンドでドラムを始めました。

20で実家を出るまでには、アコギもナットが取れて壊れて、友人のプレシジョンベースばかり触っていました。15の冬に買ったエレキギターはどこにねむっているのかわかりませんでした。ギター歴は0に。

横浜に来てから、水泳部の飲み会で先輩とゆずを弾き語りして、指が音を覚えていたことと、盛り上がって楽しかったことから、YAMAHAのチープだけど頑丈な黒いアコギを石橋楽器で買いました。所謂赤ラベル。下宿の家に楽器があれば、友人が集まった時に楽しいかなって。引っ越しの騒動で、一年ほど海辺の思想家に預かってもらったり、本妻の家で弾くメイン楽器。学生時代や長く休んだ研修時代は、時々黒ラベル。楽器は見るのも弾くのも辛い時期がありましたが、ちょっと元気になってきて、再開。主にベースでしたが、その後は黒ラベルも結構弾きました。そのうちに、反抗期が明けて仲良くなり始めた次女の補助輪が取れて、行動範囲が広がって自転車の冒険で遠くの海辺へ。黒ラベル片手に。長女はずっと塾でした。

2016年のおれの誕生日に、親父の下垂体が爆発して、お茶の水に行くことが多くなって、疲れました。入院期間が長くなって、説明を聞いた帰り道に、煌びやかに輝くgibsonのアコギ。買ってしまったんですね。好きな人に例えるなら、木村カエラみたいなLg-2AE。クロサワ楽器の店員さんには、「恐れず、ガンガン弾きこんでください」と言われました。その次の年、2017年に大学院進学。アコースティックな会が結成されそうだったので、木村カエラもそこそこに使っています。黒ラベルの方は20年経って、多少フレットが欠けても、ペグが錆びついても、音の鳴りは良くて枕元に置いて、起きてフレーズを試したくなったら弾く、みたいな使い方をしています。2020年に緊急事態宣言が出て、16年ものの黒ラベルをよくよく見ていると、指板(押さえて音がなるところ)が補強されて、音の鳴りがふくよかになった気がして、弾く時間がさらにながくなりました。時々Lg-2と弾き比べて、海の公園でギターを弾きました。

エレキギターに夢中になっている話を書く前に、20年使っているアコギの話になってしまいました。しかも赤ラベル黒ラベル、ストループしてる。もう少し思い出してみます。後半につづく ツケメン拝 1400字