Tsukemenpapaのブログ

アラフォー別居婚男性の頭の中

最近の声

 学生時代の落ちこぼれ話は何度もしているかもしれないので少し省略しますが、研修医時代も何度も落ちこぼれというか、勝手に体調を崩して復帰したらば何度か褒められることもあって、自信を取り戻して社会復帰ができたように思います。すごく怖い救急の教授先生の前でショートプレゼンテーションをしてとても分かりやすかったです、と言われたり。すごく怖い児童精神科の先生に症例提示をするときに最初に何を言うんだ、と問われて年齢と性別ですと即答したらば、この子なんなのすごいねと拍手。そのあとの研修期間、神経内科に入院した患者さんにリハ処方をするとき。肩が上がらないのが変だなと思って、撮ってあったCTを見て肩の周りにめちゃくちゃ低濃度の筋肉じゃないものが写っていて、担当の先生に電話したらすぐに整形外科の先生が関節穿刺をしてくださって、病気が見える男になってきたと思いました。その後スタッフになって非常に怖い上司に怒られながら大学に戻ってきて、外科の手術後の方が腕が上がらないから診てくれと言われました。その時は何故腕が上がらないのかわからないけどリハします、という適当な返事をしてしまいました。コンサルテーションの回答としては、麻痺が疑われるので頸部や頭部の精査をしてください。上肢機能訓練も開始し経過を診ます。が正解でしたが、上記のように適当な返事をした私に当時の上司は、神経診察ができないのはリハ科の医師としていけませんと言われてしまいました。奥歯をガチガチ震わせ悔しい思いをしたのが今の原点になっています。神経内科の先生よりも奥深く神経・筋肉・呼吸・循環を15分程度の限られた時間で統合し診断することを心掛けるようになりました。当時のことを思い返すととても悔しいですが、良い経験だと思います。その後も脊椎の圧迫骨折の人に整形外科の先生にも診てもらって手術の適応を判断していただいた方がいいと思います、その判断に従いリハも訓練内容を考えますと回答した際にリハ科の先生よりも整形外科の先生に診てもらう方がいいんですか、と問われて怒りを覚えることもありましたが、そんなものです。すべての病気を診られるわけではありませんが、ちょっとした違和感を見つける変なおじさんの誕生です。

このような忘れられない出来事は血となり肉となります。最近応援で病院に行くことが増えて、仕事で褒められたので、初心を忘れないように思い出しました。

ツケメンパパ 拝